2021/03/16 23:03

夫婦林業「ヤドリギ」の妻、セイカです。


私たちがはじめて三年番茶を作り始めたのは2019年から。

今年は2年越しに生産しようということになり、3月13日14日の2日かけて刈り取りを行いました。

三年番茶とはそもそも「三年以上伸ばしっぱなしにしたお茶の木」が原料となっていますが、私たちがお借りしている古民家のそばには、すでにそういった茶の木があったんですよね。

私たちが生産している高知の山奥には、いわゆる茶どころのような広大な茶畑はなく、このあたりの人々が自給分で自分ちのお茶を作れる分くらいのお茶がとれたらいいと思って植えたり、あとは山なので勝手に自生した茶の木がポツポツと生えています。

そんな茶畑から、根元で切った茶の木を一本ずつ手作業でつるやゴミを落とし、きれいな状態にします。

その茶の木を、2トンダンプに積めるだけ積み込んで、焙煎を委託している奈良の「健一自然農園」さんに運び込み、そこでチップ状に自分たちで加工をしたのち、搬入を行なっています。

今年も無事に搬入ができて、ホッと一安心。

今回は焙煎士さんとも直接お話ができ、焙煎具合の話などもできたので、また仕上がりが楽しみです。

こういったお茶づくりの裏話も今後はできる限り、ブログ等で発信をしていきますので、またご覧いただけますと嬉しいです。

ちなみに、今回焙煎をお願いしてきたお茶が飲めるのは、到着してから最低でも半年は熟成させるので、みなさんのお手元に届くのは早くても1年後くらいになります。

引き続き、おいしくて、ほっとする「土佐薪火三年番茶」をお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。